VMDとは

VMD 実店舗の強み、ネットでは味わえない空間

実店舗の強み、ネットでは味わえない空間を作る
実店舗の強み、ネットでは味わえない空間を作ること
今はスマホやパソコンを使いインターネットでお店に行かなくても商品が購入できます。
お客様に来店いただき、数多くのライバル店から自店舗へ足を運んでいただきお買い物を楽しんでいただく。そしてお気に入りの商品を購入していただくための工夫です。

VMDとはVISUAL MERCHANDISINGの略称です。

VMDとはVISUAL MERCHANDISINGの略称

VMDはアメリカが発祥の地

VMDを直訳すると 「視覚的商品化計画」 です。

VMDはアメリカが発祥の地で、ディスプレイ会社のアルバート・ブリス氏が1944年に初めてこの言葉を使用したといわれています。その後70 年代後半に百貨店を中心として本格的に取り入れられました。
アメリカは市場競争の激化とともに他店との差別化を図りたいということと、多民族国家ですから、言葉にしなくても見てすぐわかりやすいビジュアルシステムづくりが必要だったのです。
それがVMDという概念になりました。

VMDというとディスプレイのことだと思われる方が多いと思いますが、 それだけではありません。
マーチャンダイジングを売場全てのビジュアルを通して表現し、 伝えることがVMDです。

※マーチャンダイジング
流通業に特化したマーケティング用語。自社の商品やサービスを消費者に販売するにあたり、その販売方法や価格設定を戦略的に設定するための活動や計画、管理のことです。
  • VMDは、お店のデザインを新しくするだけではありません。

    お客様の満足を引き出し買って良かったという思える手法。

お客様の満足を引き出す手法です。

商品の見直しや、お店のブランドの見直し、ゾーニングの見直し、展示・陳列の見直し・・・と、今あるお店の改善点を抽出しつつ
それを新しくすることによって、お客様がこの店で買って良かった、この商品に出会えて良かった。
この人から買って良かったというお店です。お客様の満足を引き出す手法です。

ゾーニングの見直し、展示・陳列の見直し
VMD ディスプレイ
日本では80年代ころから百貨店やアパレルで取り入れられ現在ではドラッグストアや車やバイクのディーラーでも取り入れられています。

VMDとディスプレイは違います

VMDとディスプレイ
VMD=ディスプレイと言われがちですが、ディスプレイはVMDの手法のひとつに過ぎません。
MD、VMD、ディスプレイの関係は図のような関係です。
MD分類とVMD分類の2種類があります。
MD分類とは、仕入れの目安にする分類のこと。
VMD分類というのは、仕入れた分類を売場に展開する時の分類をいいます。
必ずしも、売場に展開する時、仕入れたMD分類と同じ分け方ではなくなります。
これをVMD分類と言って、売場に来たお客様の目線で分類をし直したことになるのです。

この様な体験はありませんか?

レジ横 VMDの手法

  • スーパーのレジで並んでいたらレジ横に乾電池やゴミ袋を見かけて「そういえば無くなりかけているから買っておこう」と思い購買したり・・・・・・
  • レジ横の低い位置にある小さい子が好みそうなお菓子を子供が見つけて「これ買ってー!!」とせがまれたり・・・・・

これらは、そうなる様に考えられたVMDの手法です。

レジ横には、ついで買いを促すような商品を陳列し、子供の目線の高さに子供の好みそうなお菓子​を陳列する
VISUAL=視覚的効果 を MERCHANDISING=商品計画、販売計画に取り入れるということです。このように、私たちは無意識にこの視覚効果を取り入れた販売戦略に日々触れているのかもしれません。

VMDセミナー 講習会

  • VMDの3つの場

    VP、PP、IP

VP(Visual Presentation)

VP(Visual Presentation)

ショップイメージを作る場。重点商品やテーマなどをトータルで表現します。
場所はショーウインドウ、看板、のぼり、グラフィックなど。

PP(Point of Sales Presentation)

PP(Point of Sales Presentation)

それぞれのコーナーの「顔」を作る場。IPの中の代表する商品を強調して見せます。
場所はコーナー横トルソー、ラック、テーブルや棚の上など。POPやプロップスもこれに含まれる場合があります。

IP(Item Presentation)

IP(Item Presentation)

商品を陳列する場商品特性(アイテム、デザイン、カラーなど)で分類して見せます。
​場所は棚、ハンガーラックなど

どうして、3つに「場」を分けて、プレゼンテーションする必要があるのでしょうか?

​それは、お客様が買い物をする際の、心理変化と関係しています。人は購買決定を行なう場合、​一定のプロセスを経て決定しています、一定の心理変化を経てから、「これを買う」という最終決定を下しているのです。

この一定の心理変化を一般的には「AIDMA(アイドマ)の法則」とよんでいます。​VMDを展開する際には、このAIDMAの法則を知っておくとよいと言われています。
​なお、近年ではインターネットやスマホの普及により、SEARCH(検索)と SHARE(共有)を組み入れた​​AISASの法則も提唱されています。
​Attention(注意)→Interest(興味)Search(検索)→Action(行動)→Share(共有)

「AIDMAの法則」と「3つの場」の関係

「AIDMAの法則」と「3つの場」の関係を表すと以下のようになります。

  1. Attention(注意):「あっ、何かしら、気になるわ。」
    ​場‥VP、4~8mの距離なので、色が決め手になる。
  2. Interest(関心):「まあ、ステキ!ちょっと覗いてみよう。」
    ​場‥VPとPP、2~4mの距離なので、デザインが決め手になる
  3. Desire(欲求):「コレいいな、欲しいな。」
    ​場‥PPとIP、1~2mの距離なので、素材感が決め手になる。
  4. Memory(記憶):「どんな服と合うかしら、でも、ちょっと他の店も見てみようかな。」
    ​場‥IP、45cm~1mの距離なので、着まわし感が決め手になる
  5. Action(行動):「やっぱりコレにしよう!コレください!」​
    場‥IP、45cm以下の距離なので、着心地感が決め手になる

    「AIDMAの法則」を参考に、VMDを考えていけば、消費者にとって『見やすく、選びやすく、買いやすい』売場づくりが
    できるのではないかと思います。